Und morgen wird die Sonne wieder scheinen

2/18/2012

快気祝いタンホイザー

一週間の病床より起き上がり、その後の一週間ようやく仕事に復活。ようやく本調子に戻って(咳はまだだが)、音楽を楽しめる、
しかも、ごってりとしたもの=Bruckner, Mahler, Wagnerを楽しめるようになった。

全曲は勿論、抜粋、管弦楽も2週間以上聞いていなかったわけだが、Wagnerに回帰した。


現在屈指のWagnerian、及びWagner指揮者のヤノフスキ(現在2013年の記念の年に向けて演奏会形式で全曲を作成中)がフィルハーモニア管を指揮したこの『タンホイザー』抜粋は
データによると、映画のサントラだそうで、旧いジャケットにはSoundtrack - Meeting Venusとある。



正直いって、清流のように美しい演奏で(ケンペのも美しいのだが、彼のはやはり彼なりの濃さがあるものだ)、BGM風のWagnerに
仕上がっているので、聞いていてがっつりこない。健康食風・和食風のWagnerなのかな。

実演はどうだがしらないのだが、Wagner歌手ではない、テ・カナワがエリーザベト、ハーゲガードのヴォルフラムはこれまた友人思いでもない。
チョイ役のコロのタンホイザー及びヴェーヌスのマイアーは流石だが、やっぱり、スタジオ録音のせいか、全然がっちり来ません。
こんなんじゃ、ヴォータンの一突きで、全員参っちゃいますよ。