Und morgen wird die Sonne wieder scheinen

7/31/2010

Richard Strauss conducts Beethoven


作曲家にして、'一流の'指揮者でもある、R.シュトラウスの唯一のベートーヴェン。
年代はおおよそだが、28年と26年頃の録音で、録音技術が発達したのと同様に、ベートーヴェン没後100年を記念して、プフィッツナー、クライバー、フリートともに'全集'にしたものの、Naxosでリマスター発売。

R.シュトラウスの指揮はあっさりしていながらも(自作のも!)、控えめにロマンティックであり、こういった演奏は当時のものにしてはかなりある意味で衝撃的であったのでは?フリートの『第九』はあっさりしすぎ(他の評では、熱い演奏らしいが)て面白くなかった。

『運命』の冒頭でも、「あまり頭に血がのぼらないで、ベートーヴェンは皆さんが考えているほどのぼせやではないのですよ」といったR.シュトラウスらしく、控え目なものになっている。ただ、オケ(ベルリン国立歌劇場管)はそれなりに、頑張っているので、あるいみ珍品か?



引き続き、史上最速?の『英雄』と『ジュピター』である、コーツのも聞いてみるが、年代は近いが、かなり熱い演奏。

7/27/2010

Krips Schubert VSO


久しぶりにクリップスである。ヴィーン響を振ってのブレゲンツ音楽祭でのライブで、前プロのTillも収められている。調べたところ、残りのプロはハイドンの94番で、勿論これが中プロであろう。

彼の『ザ・グレイト』はロンドン響を振ったDeccaのスタジオ録音があったが、今手元には無い。Decca初期のごりごりの音で、クリップスのよさがほとんどなく、かつ指揮者の特徴もなかった。

これは、1972/8/8でのライブで、Orfeoから出ているもの。彼のライブは同じくOrfeoから『大地の歌』が出ている。

演奏の方は、実に良い。あっさりしていて、はったりもこけおどしもなく、兎に角エレガンス。前プロのTillではこういったアプローチもあるな、程度の演奏だったが(前プロでTillですか?)、メインの『ザ・グレイト』は良い感じに熱さもあり、かなりの佳演で、クリップスのよい面が十二分に出ている。白眉はやはり第二楽章で、歌のお兄さんことシューベルトのリリシズムがいやというほど分かる。この人はあるいみーよい意味でー中庸なセンスをもった人だが、かのMozart/ACOの演奏に代表されるように、佳麗な淑やかさが実に良い。

決して個人的にはベストではないが、’シューベルトをきく’という意味ではなかなかのもの。

私の好きな演奏は・・・
・メンゲルベルク/ACO
・シッパーズ/シンシナティ管ー笑っちゃうほどオペラティックな演奏。
・ラインスドルフ/ベルリン放送響ーMDでのライブ

Mahler BOX x 2 ;)

いやー、はやいでんなぁ。月日がたつのもそうだが、昨日の朝注文して、今日の午前には到着。(今日はオフでございます)。今回はDHLではなくHermes Logisticsとかいうマイナーな運送業者でございました。

いや、どうでもいい、ついたもんはついたんだから。

シノーポリ指揮フィルハーモニア管 DG



















ラトル指揮バーミンガム市響 EMI


















まぁ、注目はシノーポリであって、ラトルは'おまけ'程度で、それほど期待しておりません。