Und morgen wird die Sonne wieder scheinen

6/01/2011

時をへし

また、ご無沙汰。少し怠けていました。実は今週は一週間有給。今年初の少々長い休暇。なににせよありがたい。
てなもんで、それを見越して、 昨金にAmazon.deで来月分を注文。いくつかはすでに=5月中、にフライングで来し、その他にもすぐにくるであろう。

それにしても、早い。5/27の夕刻に注文し、週末を挟んで、Amazon直の商品は月曜日5/30に、その他の一つのアイテム(ミュンヒェン)は5/31本日到着。
後は、スイスからは2つ。ドイツからは残り3つ(既に2つ発送済み連絡が来た)が予定。
実際に、’予定では’もっと遅く来るようだったのだが、早いものであるし、欲しいものがすぐに来るのは大変ありあがたい。日本のAmazonやHMVでもそうだったが、やはり、どの国も(ドイツでさえ!) 昨今ではロジスティックのテクニック及びサーヴィスが発達してる。

で、何を注文したかは、全て到着してからレポートするとして、大まかに聞いた感想(どれもヒット!) を述べるとすれば、演奏の技術、録音の技術って、本当に進歩したのかどうか疑問を呈してしまう。

勿論、モノーラル、ステレオ、デジタルの差は周知の事実だし、リマスターの有無、録音機材の選定、そしてリスナーのステレオ装置だって当然の事実として変化はするのだが、詰め込められたものの中身、そして’音楽性’というのは技術と伴い、改善ないし変化はされたのであろうか?

いや、こういった安易なノスタルジーはやめよう、と思っても、以前聞いた下の録音を聴いた時、いやそれ以来こういったものが、実は悪くない、と思った所存。

今日も取り留めのないことをのたまってしまった。


5/26/2011

御曹司

放蕩者の成り行き、ではないが、彼は一流。いや良い意味で一流半か?その名は、ビーチャム。
彼が殆ど人気がないのは、日本だけではなく、イギリスを除いて欧州もそうであろうが、彼の音楽感、そして彼がなした音楽への情熱及び行動力は並々ならぬものがあるのは周知の事実。



彼の’音楽’を聞いていると、兎に角楽しい。音楽が学問ではなく、教養であり、楽しみであった’旧き良き時代’の産物。彼の音楽に対する、尊敬、暖かさ、深刻ぶらないところ、そして楽々としているところはなかなかにして真似ができないもの。そういったところが、人気の無い所以なのかもしれないが、ドイツ・オーストリア偏向主義の教養主義・教条主義に対し十二分に疑問を与える。

彼の変人振りは言うまでもないが、それ以上に底知らずの財力を背景にした、音楽の愉悦さは一度試してほしい。

今年は彼のBoxをいくつか購入し、どれも本当に楽しめた。彼と共にバルビローリ、ボールトに代表されるイギリス指揮者を再発見してみてはいかが?

5/24/2011

約一年ぶりの復活

はい、約一年ぶりですなぁ。

その間色々ありました。まぁ、普通の人間が一年間ご無沙汰であれば、何かしら良しにせよ悪しきにせよあるものだ。

で、思うことあり、Blogを再開してみようと思う。すなわち"一日一盤"
再開記念?でもないのだが、休み二日目(シフトの関係上)の火曜日、なかなかにして気温が定まらないのだが、"晴れの日"の一枚は、



ベームの『フィデリオ』である。


彼の『フィデリオ』は一体何種類のあるのやら、最近ではMETの60年代のも出るようだし、これからも"宝探し"が増えること間違いなし。

今回のこのCDは(録音、という言葉は使わない)、1955年のヴィーン国立再建の際の杮落しのもの。

超有名なもので、「正規」盤がOrfeoからでたが、このWalhall盤はラジオからのものであろうか?落ち着かない音質だが、当夜の熱気ぶり(そりゃそうだ)は随分と伝わってくる。

私はベームという指揮者をそれほど買ってはいないのだが(CDはそれなりにあるのだが) 、彼の『フィデリオ』と『ドン・ジョヴァンニ』だけは好きだ。後、『死と変容』も。どれも殆どライブである。

彼のライブは殆ど直情径行型といっていいほどの、スタイルで、こういう意味では好感が持てるし、曲にマッチしていると思う。

歌手もクンドリー歌いのメードルを初めとして一騎当千の兵。個人的には彼の戦中のライブ?1944年のものの方がもっと好きだが...