Und morgen wird die Sonne wieder scheinen

5/26/2011

御曹司

放蕩者の成り行き、ではないが、彼は一流。いや良い意味で一流半か?その名は、ビーチャム。
彼が殆ど人気がないのは、日本だけではなく、イギリスを除いて欧州もそうであろうが、彼の音楽感、そして彼がなした音楽への情熱及び行動力は並々ならぬものがあるのは周知の事実。



彼の’音楽’を聞いていると、兎に角楽しい。音楽が学問ではなく、教養であり、楽しみであった’旧き良き時代’の産物。彼の音楽に対する、尊敬、暖かさ、深刻ぶらないところ、そして楽々としているところはなかなかにして真似ができないもの。そういったところが、人気の無い所以なのかもしれないが、ドイツ・オーストリア偏向主義の教養主義・教条主義に対し十二分に疑問を与える。

彼の変人振りは言うまでもないが、それ以上に底知らずの財力を背景にした、音楽の愉悦さは一度試してほしい。

今年は彼のBoxをいくつか購入し、どれも本当に楽しめた。彼と共にバルビローリ、ボールトに代表されるイギリス指揮者を再発見してみてはいかが?

0 件のコメント:

コメントを投稿