Und morgen wird die Sonne wieder scheinen

9/23/2012

プッチーニは甘い。感傷的過ぎる。私にとって。
それでも、Toscaだけは別(最後の終わり方が正直、?だが)。



ところで、ヴィーン宮廷劇場の監督だった、マーラーはこの作品にとってすこぶる批判的だ。Wikipediaによると(恐らく、アルマ・マーラーの『日記』からの抜粋だろう)、

「“第1幕の教皇が登場する場面では、教会の鐘が鳴りっぱなし。第2幕では男が拷問にかけられて恐ろしい悲鳴を上げ、別の男がナイフで刺し殺される。第3幕 ではローマ市の全景、凄まじい鐘の連打、ある中隊の兵士が銃殺される。…今更これを最大級の駄作だ等という必要はあるまい。”(1903年)」

確かに、鐘の音は喧しいのもさもありなん、だが、全体的に見て、決して駄作とはいえないし、小生にとって、かつては「プッチーニ唯一の」聞けるオペラであった。



さて、この戦中のドイツ語版によるものだが、甘さが無く、陳腐な表現をすれば、「ゲルマン的」で、どすこいな演奏である。他にも、R. クラウス、シューヒター、ステレオではシュタインのがある。
当方、非ドイツ・オペラのドイツ語歌唱は好きである。言語もそうだが、分かりやすいからだし、演奏がキッチリ、ハッキリしているからである。

因みに、実写版にはフローリア・トスカはミラ・ジョヴォヴィッチかファムケ・ヤンセンを、スカルピアにはクリストファー・リーをイメージします。

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